<< 8/30産経新聞朝刊に記事が掲載されました | main | 旺文社モシ×モシ編集部とのコラボ?POPを作成しました >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

スポンサードリンク * - * * - * - * - -

教科書よりやさしい?史跡紹介:関ヶ原(3)〜決戦編〜

〜前回までのあらすじ〜
1600(慶長5)年9月15日、
徳川家康方(東軍)と石田三成方(西軍)は
ついに関ヶ原で激突!
後に「この布陣なら西軍の勝ち」と言われるような
有利な状況であったはずの西軍なのに
どーして1日で負けてしまったのか!?


これまでのお話はこちら
教科書よりやさしい?史跡紹介:関ヶ原(1)〜序章〜
教科書よりやさしい?史跡紹介:関ヶ原(2)〜開戦編〜

さて。
西軍が負けた理由。
それは松尾山に陣を構えていた西軍の小早川秀秋が
東軍に寝返ったことが大きいわけですが。

その小早川秀秋の陣跡のある松尾山への入り口がこちら。




「松尾山登山口駐車場」。
すごく……登山です……。

松尾山は関ヶ原古戦場の南西にあります。
登山口から山頂まで、片道およそ40分程度かかります。
いやー……想像以上の立派な登山でした。
ある程度ちゃんとした荷物と格好でないとキツイと思います。
「関ヶ原に来たんだから小早川の松尾山は必須よね☆」とか
思って登り始めた私が甘かった。スイーツでした。猛反省。

加えて今年の猛暑の熱気でフラフラになりながらも
登り切った山頂はこんな感じ。






三成が陣を構えていた笹尾山といい、
西軍は本当に東軍を囲み込むようにして布陣していたのだなあ、
と改めて実感ます。

加えて、関ヶ原の南東にある南宮山には
西軍の毛利軍が陣取ってました。
(ちょっと離れているので、今回は行ってません)

しかし、毛利軍の前にいた吉川軍が
家康に通じ、戦いを傍観して軍を動かさなかったため、
後ろにいた毛利軍も動けなかった……というわけです。

うーん。いくら地の利を押さえていても
人心をしっかりつかんでないとダメ、ってところなんでしょうか……。

さて、ここでちょっと毛利氏のお話。
安芸の戦国大名・毛利元就は
自分の次男(吉川元春)を吉川氏、
三男(小早川隆景)を小早川氏に養子に出して
毛利氏を支える「毛利両川」と呼ばれる体制を作りました。

関ヶ原の時の西軍の総大将・毛利輝元は
毛利元就の孫(元就の長男の息子)にあたります。
輝元は関ヶ原の戦いの現場にはおらず、大坂城にいました。

上記の吉川軍の大将は吉川元春の息子ですが、
小早川秀秋は小早川隆景の養子です。
秀秋、実はもともと、豊臣秀吉の正妻・北政所の甥で、
秀吉の養子にもなっていた人物です。
……これだけ考えると、すごい豊臣側の人物なんですよね。

秀秋は、東軍に味方すると家康と密約を結びつつも
戦いを傍観していましたが、
痺れを切らした家康が射撃を命じたことによって、
ついに寝返りを決めたとされています。

この寝返りが関ヶ原の勝敗を決定するのですが、
秀秋が合戦当時はわずか19歳であったことを考えると
本人にはものすごい葛藤と苦悩があったのではないかと、
ちょっとだけ同情してしまうのでした……。
実際、関ヶ原の戦いの2年後に21歳で亡くなってますしね……。


さて、寝返って東軍として西軍に攻める小早川軍を
受けたのが西軍の大谷吉継軍です。
陣跡はこんな感じ。




すごく……森の中です……。
松尾山に比べたらまだただの山道なので歩きやすいのですが。

大谷吉継は石田三成の親友であり、
三成が「家康と戦うぞ!」と吉継に持ちかけた時に
「お前は横柄だから無理」と言い切った(意訳)という
なんとも素敵な逸話の持ち主です。

また、病魔に侵されており、
崩れた顔を布で覆い目も見えない状態で、
それでも三成の決意に打たれ、西軍に味方したわけです。

……生き様がすごい男前ですよね……。

大谷吉継の陣跡は関ヶ原古戦場の西の森の中にあります。
西軍では一番松尾山に近い位置です。
最初から小早川秀秋の裏切りに備えて
この位置に布陣したとされます……。

そんなわけで小早川軍の攻撃にも大谷軍は対応しますが、
小早川の裏切りになびいた諸将や東軍の攻撃もあり、
壮絶な戦いの末、大谷吉継は自刃します。
そのお墓がこちら。




このお墓、東軍側の藤堂家が建てたというのも素敵なお話です。

関ヶ原の戦いに限らず大谷吉継関連の話は
ここで私ごときが語るまでも無いぐらい
有名かつカッコいい話題が多いと思うのです……。
ここでは割愛しますが、
興味を持った方は是非調べてみて欲しいところです。

大谷軍の敗走を受け、西軍はじょじょに壊滅、
石田軍も破れ敗走します……。

そこで残ったのは薩摩の島津軍だったわけですが
ここで彼らが選んだ決死の選択とは!(って有名ですが)
そんなわけでまだ次回に続く!


教科書よりやさしい?史跡紹介:関ヶ原(4)〜終戦編〜に続く!


……3回ぐらいで終わらせるつもりで全然終わらなかった……
関ヶ原関連だと司馬遼太郎の『関ヶ原』が熱いですが
こっちもオススメですよー。

ありんこ(編集担当) * 史跡紹介 * 18:45 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

スポンサーサイト

スポンサードリンク * - * 18:45 * - * - * - -

コメント

コメントする









トラックバック

このページの先頭へ