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教科書よりやさしい?史跡紹介:関ヶ原(4)〜終戦編〜

〜前回までのあらすじ〜
1600(慶長5)年9月15日、
徳川家康方(東軍)と石田三成方(西軍)は
ついに関ヶ原で激突!
しかし小早川秀秋の裏切りで西軍は一気に劣勢に!
残った島津軍はどうする!?
そして石田三成の命運は!?


これまでのお話はこちら

教科書よりやさしい?史跡紹介:関ヶ原(1)〜序章〜
教科書よりやさしい?史跡紹介:関ヶ原(2)〜開戦編〜
教科書よりやさしい?史跡紹介:関ヶ原(3)〜決戦編〜



大谷吉継軍の敗走を受け、西軍はじょじょに壊滅、
石田軍も破れ敗走します。
西軍で最後に残ったのは薩摩の島津義弘の軍隊でした。

その陣跡がこちら。




位置はだいたい石田軍と小西軍の中間ぐらいです。
場所的にはかなりの激戦区のはずなのですが、
島津軍はこれまで積極的に戦いには参加してませんでした。
(もともと西軍に参加するつもりは無かったとか、
 石田三成の島津軍に対する扱いが悪くて戦意が低かったとか)

そして西軍の敗北が決定的になった段階で
島津軍が選んだ策、それが「敵中突破」でした。

島津軍が現在いる関ヶ原の西側から東側へ、
並み居る東軍諸将の真っ只中をわざわざ一気に通過して
戦場から離脱するという……

さすがすごいぜ鬼島津! そこにシビれるあこがれる!

この島津の敵中突破、西軍が敗北する中で、
西軍に味方した島津軍が戦後処理で受ける扱いを
少しでも良くしようとしたため、と説明されてます。
単純に敗走するだけなら西側に逃げればいいのに、
あえて危険を冒すことで自らの実力を示すやり方……
実に鮮やかでカッコいいです。

実際、島津家はその後、様々な交渉の結果、
西軍に味方したにもかかわらず、
領土をそのまま認めてもらえたのでした。
同じく西軍に味方した毛利家が
120万石から37万石になってることを思えば
破格の扱いなのではないかと思うのです。


こうして関ヶ原での戦いは幕を閉じます。
家康が最後に陣を布いて、首実検をした場所がこちら。
関ヶ原歴史民俗資料館からほど近いところにあります。





石田三成自身は関ヶ原から滋賀へと逃げ延びていますが、
結局捕まり、京都の六条河原で斬首となります。

この時に有名な逸話があります。
処刑の前、喉が乾き白湯を欲しがった三成に対し、
守りの者が「柿ならある」柿を渡そうとしたら
三成は「柿は胆の毒だから」と食べませんでした。
「これから処刑される奴が何を言っているんだ」
と笑われたところ、三成は
「大志を抱く人間は最期まで諦めないものだ」と
答えた……というものです。

関ヶ原で敗北した時に自刃するのを良しとせず、
逃げ延びたのはこの信念のためだったのかなあ……
と考えると、石田三成、なかなか熱い男です。
こういう信念の強さが三成人気の理由の一つだと思うのです。

関ヶ原の戦いで一番の激戦となった笹尾山の前には
現在、決戦地の碑が立てられています。




天下分け目の戦いがあったとは思えない、
実にのどかな田園風景となっています。

個人的に、関ヶ原の戦いを面白いと思う理由は、
「もし福島正則が家康に味方しなかったら」
「もし毛利家が積極的に動いていたら」
「もし小早川秀秋が裏切らなかったら」
など、「もし」をいろいろ考えたくなるから、
という点が大きいです。

徳川家康の覇権を決定付けた重要な戦いですが、
東軍の勝利が最初から目に見えていたのか、といえば、
そういうわけではないのですよね。
西軍と東軍、どちらに味方すればいいのか、
様々な人々の思惑が絡み合った結果、
「東軍の勝利」という結末になったわけであって。

もちろん、実際の歴史が変わるわけではありませんが、
もし、誰かがちょっとでも違う選択をしていたら、
歴史が大きく変わったかもしれない。
いや、それでも、大きくは変わらないのかもしれない。

そんなことをいろいろ考えたくなってしまうのが、
天下分け目の関ヶ原の戦いだと思うのです。

……あと、ここで西軍として参加し、敗者となった
長州(毛利家)・薩摩(島津家)が
後に江戸幕府を倒し、
明治新政府の中心となる……というのも
なんだか歴史の因果を感じさせるのですよね……。


関ヶ原の戦いから今年で410年目ということで
イベントも開催されるようなので
興味を持たれた方は是非こちらもご覧ください!

関ケ原合戦410年祭
ありんこ(編集担当) * 史跡紹介 * 20:09 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

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