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教科書よりやさしい?史跡紹介:萩市関連もろもろ

今日も空気読まずに……
ですがちょっと今回は大学受験で使えるかもしれないです。

これまではこちら。
教科書よりやさしい?史跡紹介:松陰神社&松下村塾
教科書よりやさしい?史跡紹介:萩市関連もろもろ


さて萩市ですが、実はこれまでに4人の内閣総理大臣を送り出しています。

まずは第1・5・7・10代内閣総理大臣を務めた伊藤博文。




伊藤博文の旧宅と別邸(東京に建てられたものを萩に移築したもの)が
松陰神社(松下村塾)の近所にあります。




伊藤博文も松下村塾の生徒で、
吉田松陰からは「なかなか周旋家になりそうな」と評されてます。
(周旋家=政治運動の才能を持つこと)
後々の伊藤の政治家としての活躍を見越したようなこの先見の明。
さすが松陰先生。

幕末の伊藤博文と言うと、
高杉晋作らとイギリス公使館を焼き打ちしたり、
井上馨らとイギリスに留学したり(長州ファイブという)、
四国艦隊下関砲撃事件を聞いて
留学から戻ってきて外国との講和に奔走したり、
その後幕府に屈服する保守派が政権を握った長州藩で、
高杉晋作とともにクーデター起こしたり、
(その結果藩論が再び倒幕になって第二次長州征伐につながる)
……まあいろいろやってます。

幕末と明治時代ってけっこう切り離して考える人が
けっこう多いと思うのですが、
本当はちゃんとつながってるのですよね。

伊藤の人生を追うと幕末〜明治時代がだいたい語れる、という意味で
興味深い人物ではあるのですが、明治時代の動きについては割愛します。
(ちなみに去年、慶応大法学部で
 伊藤の直話を元にした問題も出てたりしました。)






続いて、第3・9代内閣総理大臣を務めた山県有朋……の誕生の地。




山県有朋も松下村塾生で、
また幕末は奇兵隊の軍艦をつとめ、
先述の高杉晋作のクーデターや、
第二次長州征伐などでも活躍しております。

まーなんというか、陸軍・長州閥のドンってことで
世間一般的なイメージのよろしくない方なのですが、
生涯、松下村塾門下であることを誇りに思っていたようで
「吉田松陰先生誕生之地」の石碑には
「門下生 山県有朋」とだけ記しているなど、
松陰先生への敬慕は確かなものだったんじゃないかなーと
思いたいところです。






次は第11・13・15代内閣総理大臣を務めた桂太郎。




桂は1847年生まれ、
山県が1838年・伊藤が1841年生まれなので
ちょっと年代が下がります。
当然松下村塾生でもありませんが、
陸軍・長州閥、山県有朋の後継者的な人物です。

その旧宅が萩にあります。




第1次桂内閣が出来たのは1901年、20世紀の最初です。
初めて大臣となった人物が多く、当時は「二流内閣」とも呼ばれましたが、
1902年の日英同盟締結、1904〜05年の日露戦争を乗り越えた内閣です。
(その後、講和条約の内容に反対する日比谷焼打ち事件などで支持が落ち、
 1906年1月からは立憲政友会総裁の西園寺公望内閣(第1次)になりますが……)

ちなみに、桂は拓殖大学の創設にも関わっており、
上の銅像は拓殖大学から寄贈されたものだそうです。







桂太郎旧宅近辺は非常に風情の良い場所でしたので
普通に観光面でもおすすめです。






4人目はさらに時代が下って、第26代内閣総理大臣の田中義一。




萩市の堀内の素水園には銅像もあります。

その田中義一が大正時代後半から所有した別邸がこちら。




田中義一も陸軍で長州閥ですが
田中が内閣総理大臣になったのは
1924年の加藤高明内閣に始まる「憲政の常道」の真っ最中の1927年でして、
田中は立憲政友会の総裁として総理になっています。

受験生的には、伊藤博文の作った立憲政友会を率いて
長州出身の田中義一が総理になったと
つなげて覚えてしまうのは有効かもしれません。
まあ実際のつながりとか因果関係は
確認した限りでは無いのですが……山県系の人物ですし……
ただこのへんの内閣、立憲政友会か立憲民政党か、
全然覚えられなかった記憶が個人的にあるので……




この旧田中別邸、三角州で川に挟まれた萩市の、
つまり川沿いに位置してまして、とても良い風景が眺められる場所でした。

ありんこ(編集担当) * 史跡紹介 * 20:49 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

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